2019年8月9日
萌えvsエロ
登場人物が筋骨隆々の益荒男である、と再三書かれたゲイエロ二次小説を読みました
その原作を知らなかったので、画像検索してみたら、普通に女性向けのイケメンキャラだった
……^^;
ジェンダーやセクシュアリティに関係なく、フィルターという物は存在するのだな…
あまりオタク用語に詳しくない人の中には、萌え=性欲だと思ってる人も多い
ただ、これははっきり別の物だと言い切れる
美少女が彼シャツを着ているのも萌えだが、子犬が舌を出しているのも萌えだ
そして後者にエロスはない
萌えというのは感覚的な物なので、胸キュンとかに近い
死語を死語で例えるのはどうかと思うけど
萌えとエロは確かに似ている
萌え対象が人であった場合、99%の確立で、エロスも感じられるからだ
そしてもちろん、萌えとエロスは両立できる
でも、究極的に『萌えを追求した作品』と『エロを追求した作品』では内容が大きく異なってくる
キャラA×キャラB作品で、キャラBがモブにレイプされそうになるけど、挿入直前にAが助けに来て、お清めSEXをする
このお約束展開に、作者の心の中の『対立する萌えとエロスの葛藤』が見て取れます
わかりますか?この作者が萌えるのはA×Bで、エロスを感じるのはモブ×Bなのです
『A×B萌えー!でもやっぱモブエロが一番抜ける、でもBちゃんの穴はA専用だし、うーん…』
となって悩んだ結果、AB前提のモブエロ(未遂)、お清めという形で手打ちになる
でもこれはまだいい方です
もっと酷いのだと『モブエロ書きたいけど、Bちゃんの穴はサンクチュアリ…』と考えた末、サブカプC×Dの、受けDが犠牲になったりする
作者の歪んだ性癖とメインカプの幸せのために、性的サンドバッグにされるサブ受けさんすごい可哀想(´・ω・`)
不憫なサブ受けの話はおいといて、とにかく、究極の萌えシチュと、究極のエロシチュは食い違いがちなものです
そんな時に、いかにエロと萌えを上手く調和させられるか?
というのが、書き手の腕の見せ所ですね
まあそれが上手くいってないの込みで楽しんでるんで、どっちでもいいです
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