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Pixiv小説、本文検索終了予告
日本中が深い悲しみに包まれた…
エロ関係ない真面目な話になりますが
ターゲット層にコンテンツをアピールするというのは大事なことです
ミュージシャンの中には「ジャンルに関係なく自分の音楽を聴いて欲しい、だからジャンル付けはしない」という人もいる
確かに、○○系という偏見なく自分の作品に触れてほしい、という気持ちは理解できる
でもそれは消費者の都合は無視してるかなぁ
消費者は、求めているコンテンツにどうやって辿り着くのか
「こういった物が欲しい」というのを記号化して、それを調べて探すのではないか
スーパーで、何も書かれていないパッケージの商品が、何コーナーでもないワゴンに並べられてたら誰が買うのか?
中身が良ければいいと思うのかもしれないけど、中身が何かわからなければ、どんなに中身が良くても無意味だ
ジャンルを放棄するのは、それと一緒
デスメタラーに受けると思ったら、これはデスメタルですと言った方がいい
というのは商業音楽の話です
ダラダラ言いましたが「潜在的消費者に存在をアプローチするためにはキーワードが必要」ということです
これがpixiv小説でいうとタグにあたるわけです
ただ、素人小説は商業音楽と違い、別にそんなに多くの人に見てもらいたくないよということもあるので、同列に出来ない部分がある
実際、デリケートなジャンルの場合、タグやキャプションにあまり情報を書かない人も多い
それに、小説の中に存在する細かいフェチズムは、とてもジャンルタグや性癖タグではカバーしきれない
作者が思ってる作品のテーマと、読者の感じ取るテーマが必ずしも一致してるわけではないということもある
小説名に必ず「金髪○○~」と付ける人がいるが、小説なのでもちろんキャラが金髪であることを読者は視認できない
別に作中に金髪描写があるでもなく、金髪を活かしたプレイ(?)とかでもない
これは金髪なんだ!とタイトルで宣言することで、作者の性的モチベーションが高まるのだろう
でも、金髪フェチの読者が求める作品かどうかはわからない
作者が、この作品は『年下攻め』『溺愛』『小スカ』と思ってタグ付けをしていたとしても、読者は『敬語攻め』『ストーカー』『尿道責め』フェチに感心するかもしれないのだ
一人称『俺』の攻めが『クソっ』っていうBLが読みたい時とかあるじゃないですか
そんなの一々タグ付けしてられませんよ
そこで便利なのが本文検索なわけです
本文の中に出てくるワードを直接検索できるので「これが読みたい!」がそのまま探せるのです
僕はこれを、イメージした妄想世界へ直接入っていけるという意味で、ダイレクトダイブと勝手に呼んでいます(僕はいつでも真剣です)
もうダイレクトダイブが出来ないのか…
利便性という点でも勿論ですが、一つのキーワードを元に、他人の脳内に直接アクセスするような没入感が味わえなくなるのが残念です
エロ小説に対してこんなことを考えているのは僕だけかもしれませんが
個として分かれていたはずの人の思考が、性癖を通じて繋がっていくことに、人間の集合的知性としての未来を垣間見るようで面白いんです
インターネットっていいよね
web上の技術的な問題は全くわからないので、運営に過剰に求めることは出来ませんが
何かしらの代替案が見つけられると良いですね
人類の明日のオカズのために