2022年8月16日

音と台詞の表記法

 

カギ括弧の中に何を収めるか問題


いいエロ小説だったな…と思って最後の一文字見たら 」で〆られていて、どこから台詞だったのか!?と戻って確認したこと、あるよね



「」は基本的に台詞を表現する物だけど、たまに擬音もカギ括弧内に書かれてる時がある


「ぺろぺろ」みたいな口から出るタイプの音だったら、理解できるんですが

下から出ている水音が、台詞とシームレスに表記されるのは、個人的に違和感ある

「攻めくん♡パンパンッ♡好きっ♡」みたいなの見ると、それ口で言ってるの??と思ってしまう


良い点をあげるとすると、誰が発した音かというのが一発でわかるので、そこは親切です

特に小説の場合、視覚情報で補間されないので、分かりやすさは大事です


以前読んだ、語尾のハートの色でキャラを書き分ける手法はとても画期的でした

(なんか前に書いた気がしますが、見つけられませんでした)

最近だと、キャラの動きや台詞の反復を↑↓←→と、矢印キーで表現している作品は、斬新すぎて声が出てしまいました

まだちょっと驚きが勝ちすぎて話が入ってきませんが、慣れればよくなってくるかもしれません

新しい表現方法を生み出す、その作家の試行錯誤に感動します



話を戻すと

下から入れた何かの汁が口から出てくる表現があることを思えば

下半身で鳴っている音がカギ括弧に収まってるくらいは許容すべきかもしれない

口で擬音言ってるのも、まあ可愛いっちゃ可愛いか



うーん、ちょっと想像したけどそれはさすがに笑う」


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2022年8月7日

僕は尖ったギターもフリフリのお洋服も好きだから、本当に得だ

 

一般的に、男性はかっこいい車が好きな人が多くて、女性はかわいいお人形が好きな人が多いのに

なぜパートナーに求めるのはその逆なのか、不思議です

かっこいい車が好きならかっこいい車みたいな人と、かわいいお人形が好きならかわいいお人形みたいな人と付き合いたくならないのかな?



相手ではなく、自分の方に強く理想を求めているんだろうな

魅力的なパートナー以上に、魅力的な自分が好きなんだろう



最近のなろう系読んでても思うけど、何人素敵なキャラが出てきても、結局はその『素敵なキャラに愛される自分』が主体なんだよね

女性向け作品のヒーローがクズがちで、男性向け作品のヒロインが無能がちなのも、相手キャラの性的魅力を描きつつ、主人公を引き立たせるちょうどいい落としどころになっている



やっぱり、恋愛をするにはこのナルシズムが必要だ


ナルシズムというのは、鏡を眺めてうっとりしている人への、批判的揶揄ではない

究極的に言えば、自分の遺伝子をこの世に存在させようとする、生物が持つ普遍的欲求のことだ

優介さんは生物の適正が低い…



色んな例があるけど、”基本的には”恋愛は二人でする物なので

相手への好意だけじゃなく、誰かと恋愛してる自分も好きになれないと出来ない

恋愛をSEXに替えてくれても全然いいんだけど



綾波は好きだけど、『綾波の彼氏な自分』までは好きになれる懐がない…

それは卑下ではなく、生理的に受け付けない

どんなに素敵なガワに入ったとしても、自我同一性が保たれている限りは無理だ

身内のラブシーンを見ていられないのと同じ感覚だと思う

SEXするのなんて、自分主演のAVを見せられるようなもんだし



綾波の、絶対僕を好きにならなそうなところが好きだ…

ただ純粋に、好きでいさせてくれる

それを言ったら誰も優介さんを好きにならないから、優介さんは全人類を好きでいられる

愛だね


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