2023年9月29日

夏に読んだ物とか

 

よく、物語の終盤で

囚われていた受けを助け出して、その勢いのままSEXしてハッピーエンド!ってあるけど

トイレはバケツ、みたいな劣悪な環境で数日間過ごした恋人と、SEXしたくなるものだろうか?

カップルの両方とも同じ環境にいたなら、まあまあ……って感じだけど

片方だけボロボロだと、お互い気を遣うよね

さっさと飯食って風呂入って寝てくれ、それからでもいいだろ

性欲は全ての欲求に勝るのか



僕はケモ耳や獣人が大好きで、獣人系異世界トリップも、昨晩拾った猫が美少年になってるのもいいんだけど

長年飼っていたペットが美形になって転生して飼い主とSEXするのは、あんまりノれない


獣人とか、自分に関わりのないファンタジックな存在だからいいけど、実際ペットがってなると、うーん

ペットの死をイケメンとの出会いの出汁にするのも気が引けるし

近親相姦よりもインモラルな感じしちゃうな

まあ読むけど


異世界転生って、それまでの自分の命を犠牲にしてハーレムワールドに転生するわけじゃないですか

それはいいとして

両親死んでお金持ちの親戚に引き取られる!とか、死んだペットがイケメンに転生!は他者の命を犠牲にしている分、業が深いですね

まあ、両親より金持ちのイケメンの方がいいか……


やはり、何かを得るには何かを犠牲にしなくてはならないということか…



異世界転生物でもたまに、途中で一回現世に戻ってきて、両親に挨拶してからまた転生先でハッピーエンド!っていう展開ありますが、あれ親切ですよね

犠牲にしているのが現世での自分の命と言えども、やはり親泣かせてる負い目はあるわけで

こういうフォローが入るのは、心理的に親切

あれはバラエティ番組でいう、※スタッフが後で美味しく頂きました 的なことだと思っている


媚薬を飲ませてきたチンピラが「安心しろ、副作用はない」と言うのもこれと一緒かな

男性向けではこういうフォロー描写ってあんまりないけど、女性向けはこの辺謎に親切な時ある

壁尻物で、入念にクッションが敷かれている描写があったりとか

まあ普通にしたらお腹めっちゃ怪我しそうだよね


もっと一般的なので言えば、コンドームを付けるとか、腸内洗浄とか

こういった描写を、リアリティととるか、野暮ととるか



人間模様が主体の恋愛小説における、カップルの初めてのSEXなら、そういう描写が醍醐味だけど

ずっとSEXしかしてないタイプのエロ小説で毎回それだと、排泄フェチ物でもない限り、テンポが悪い


どの描写を省いて、どこを描くか

ここに作者のフェチズムが垣間見えますね


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