2019年1月18日
触手について
触手――――それはエロ創作における一大ジャンル
優介さん触手好き~?みたいに訊かれました(酷い会話だ)
特別僕のフェチズムに関わるジャンルでない限りは、描き手次第としか言いようがないですね
触手を始めて見た時は、この手があったか!!!!ってなりましたが、すぐ飽きました
触手という発想は天才的だけど、慣れてしまうと、それ以上の工夫が出しにくいジャンルでもある
触手は(基本的には)人格を持たない、ただのエロ装置です
よって、受け側との精神的な絡みがなく、誰がどのキャラ相手で描いても、同じようになりやすい
これは触手に限らず、SEXでも何でもそうなんですが
触手に謎の粘液で服だけ溶かされる、媚薬を注入される、スケベされる、卵産みつけられる…
みたいな一連の流れが出来上がっていて、それをもう何度も読んで知っている
どうなるかわかってるのに、それを今一度読みたい理由は少ない
特別触手フェチでない僕が作品として楽しむには、もう一工夫欲しい
最近読んだ触手物(便宜上)だと、受けが木の実を食べ幻覚に陥り、夢の世界で恋人との情交をなぞりながらその木の蔦に犯される、というのが面白かったです
触手(便宜上)と書きましたが、触手そのものが謎多き存在で、よく考えると触手じゃない触手もたくさんあります
触手の大まかな分類
真・触手(触手器官を持つ生物)
イカ・タコなどの頭足類に代表される軟体生物、あるいは架空の動物、他の生物に触手を生やしたもの
正しく触手
植物系触手(触手っぽい蔓)
植物が繁殖のために人間を襲うというのは無理があるため、肉食植物として描かれることが多い
しかしアクティブな植物がいたもんだ
スライム系触手(触手っぽくもなれるよ)
スライムはいかようにも姿かたちを変えられるので、当然触手的な使い方もできる
でもよく考えると全然触手じゃない
他にも楽しい仲間募集中だよー♪
そもそも、触手はなぜ人を襲い、卵を産み付けるのか?
触手の卵の孵化に、人体が適しているから、というのが一番自然な考えですが
膣あるいは直腸に産み付け、わりとすぐ(次のコマとかで…)排出される、触手の卵
あんまり意味がないように見える…
とすると、普段卵を産み付けている別の何かと人間を誤認したのでは?という考えにたどり着く
でも、服を溶かす液や媚薬といった、人間向けな進化をしているので、その説は否定される
っていうか、卵を産むということは、受けさんにスケベしてた触手はみんなメス?
もうBLとしては読めない?
それともタツノオトシゴ的な??
エロは本当に謎
触手、というのは生物の一器官であり、生物そのものを示す言葉ではないのですが、エロ創作において、本体が登場することは稀です
竿しか出てこないモブキャラですね
いつも頑張ってくれてありがとう
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